仕切り線

2014年度星耕舎農場CSA会員募集中


さて今年も星耕舎農場のCSA会員を募集する時期となりました。今年は継続的な農場の支援と「会員全員の農場」というCSA理念も踏まえてシーズン会員を募集することに致しました。また基準額も引き上げさせて頂くことにしましたので、今年一年皆様と「経済生活の博愛に基づく、全ての人が生活していける商品価格の決定」について対話していきたいと考えています。ご質問・ご要望がありましたら遠慮なくご連絡頂けますようお願い申し上げます。



仕切り線

星耕舎CSA会員のシーズン基準額について


星耕舎では経済の博愛という見地から通常の定価とは異なる基準額を定めています。農産物生産にかかる費用を消費する人全員で負担して頂き、平等にではなく、博愛を持って負担するという趣旨をご理解の上、農産物の注文をして頂くことになります。今シーズンは初めての試みとして、星耕舎CSA会員の会費もシーズン基準額として募集することとしました。

仕切り線

星耕舎農産物基準額について


農産物は健康を左右する食べ物ですから個人個人で必要とする農産物とその量はまちまちであり、また経済状態も同じではありません。そこで定価を定めると経済状態が異なるにもかかわらず全員が平等に費用負担をすることになります。これは一見公平のように感じられますが、本来人が必要とする食べ物とその量はその人の経済状態とはほとんど無関係といっても異論はないと思います。つまり農産物を多く必要とする家庭が常に多額の費用負担ができるとは限りませんし、逆もまた真で農産物を多くは必要としない家庭で多額の費用負担ができる場合もあります。そこで農産物収入が農場の費用に充当されるということを前提に、消費者(農場を経済的に支える人)全員が友愛を持って自らが費用負担できる額を真摯に考えることによって総体として農場の全費用が充当されると考えるのです。
 その自己負担額を決める際に目安となるのが基準額(総費用/消費者数)ですが現時点で厳密に計算することは不可能ですから一般的な有機栽培農産物価格を参考に定めています。もし基準額が送られてきた農産物の品質から考えて高額だと感じられればそれは品質についての議論は措くとしても農場管理者の責任でもありますからそれを自己負担額に反映されても異論はありません。しかし経済の友愛は農場を経済的に支える人どうしに向けられるべきものであるという面も想起して自己負担額を決定して頂ければと思います。
 欧米のCSA(Community Supported Agriculture地域支持型農業)では年度会員全員で農場の農産物を得る代わりに農場の年度費用を負担するので年度予算会議の時に収支が合うまで各会員の自己申告額を何回も申告して貰うのだそうです。参加者全員が農場の設立趣旨を理解し、経済の友愛を持って費用負担を行っていく上で最も大切なのはありふれている表現ですが農業者と消費者との顔と顔とが見える関係作り、つまりお互いに信頼できる関係作りにあることは明らかです。
 以上のことをご承知おき頂き星耕舎農場の農産物を注文して頂ければ幸いです。

TOPへ戻る